疲れ目のおもな原因はパソコンなどによる近業や睡眠不足、ストレスや目の病気があります。眼精疲労を起こすと充血やかすみ目になり痛みや視力低下を引き起こすだけでなく頭痛吐き気などの症状を訴える人も。眼精疲労を慢性化させないためにも目が乾燥しないように意識的にまばたきをしたり、パソコン仕事の際は遠くの景色を眺めたりして、こまめな休息をとり、目の緊張をゆるめてあげましょう。
漢方では目は肝臓とのつながりがあるとされ、肝臓の働きを強くし血液の貯蔵、循環を良くすることで目に栄養がいきわたる。黄耆、人参、白朮で消化吸収を良くしエネルギー代謝を改善し、黄耆、柴胡、升麻で弱った胃腸の元気を取り戻してあげて眼筋の疲労を改善。
| 釣藤散 ちょうとうさん |
目の充血、眼精疲労、目の痛み、肩こり、頭痛などを伴う疲れ目 |
|---|---|
| 杞菊地黄丸 こぎくじおうがん |
腎（腎臓、泌尿器、生殖器、副腎など含み）の機能低下を補う（肝を助ける）六味丸。肝を助け、目に良い枸杞子と菊花が配合された、眼精疲労、疲れ目、かすみ目の代表的な漢方処方。 |
| 八味丸 はちみがん |
腎（腎臓、泌尿器、生殖器、副腎など含む）の機能低下を補い、視力減退を防ぐ。他に糖尿病や頻尿などにも用いられる。 血を補う地黄が入っているため胃腸が弱い人は注意が必要。 |
